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大分の相続・遺言専門 まこっちゃんのもしもし終活その1

二重線

「終活」。この言葉をご存知でしょうか?

終活とは、「人生の終わりのための活動」

人はこの世に生を受けて、日々を精一杯表現して、来たるべき人生の最期を迎えます。

どんなに医療が進歩しても、人は必ず「死を迎えます」。

高齢化が止まらない中、かつてタブー視された「死」というものを意識する人は

確実に増えています。

死というのはやはりネガティブな考え方に

捉えられてしまいがちです。

でも、本当にポジティブに考え方をかえてみて、『人生は芸術である。』

『人の一生は自己表現」であると考え方を変えていくと、物事の妙味を

味わうことが出来ます。

実際に、事務所に訪問されてきた高齢者の方々に

この言葉を投げかけると、不思議と納得して頂けます。

皆さん、同じような人生を歩いて生きてきたわけではありません。

100人いれば、100通りの人生があると思います。

就職にしても、結婚にしても、同じような流れを通ってきた中でも

他の人とは違い、自分自身のオンリーワンな生活を過ごしてきたわけですから。

今を精一杯生きている(表現している)時に、出来る準備を可能な限りしておくことで、

残された家族も迷わなくて済みます。

相続手続きを実際に取り扱ってきた中で、自分自身は、模範的な生活を

過ごして来た。といっても、次の世代にはどのようになるかは

わかりません。折角、次の世代に想いを伝えたいと言っても

次世代に負担をかけてしまっては、いけないと個人的には思います。

争いを残さない=争族にならない為に、そのまま『徳』を次に受け継いでもらうため

にも、今から事前に終活を考えてみませんか?

これから書く文章は、以前、私がミニコミ誌に掲載させて頂いた文章を

法律改正等もあって、一部変更して掲載させて頂きます。

この文章を読んでいただけることで、少しでも皆さんに

お役に立てればと思い、綴っていきたいと思います。

①遺言って、なあに

「遺言」。よく2時間ドラマとかで、

資産家のおじいちゃんが亡くなって、

遺言が出てきた

というあらすじ。よく聞きますよね。

先日、税理士と共同で行った、遺言・相続のセミナーのアンケートの中で

「遺言ってお金持ちの人が書くのでしょ?」

「家族円満だから遺言はいらない」

「遺言は縁起が悪い」

「遺言書を書いたら財産が使えなくなる」

「遺言書を書いたら老後の面倒を見てもらえなくなる」

「縁起が悪い」

「遺言書なんてまだ早い」

「遺言書通りに実現できるか不安だ」と言った回答がありました。

そう思われている方も多いと聞きます。

これ、実は間違い。

「遺言=その方の最期の意思を遺された人にお伝えする」と読み取って欲しいのです。

生きている間に、自分がいなくなった後の事を遺された遺族が争わない為に、

ああしてほしい、こうしてほしいとお願いすることなのです。

もちろん、主役はその思いを伝えたいと思っている方。

子供さんから頼まれてとか、奥さんや旦那さんから頼まれてではなく、

「自分の意思で遺すもの」という事を忘れないでください。

人の一生は自己表現。その最後になる表現が遺言なのです。

遺言書を書いていれば、相続の時にトラブルになることは少なく、遺言書を書いていれば

相続がスムーズにいっていたとか、後悔といったことがない。と良いことが多いです。

スペースがなくなってきました。続きはまた次回・・。

遺言・相続専門 行政書士 岸和田 誠