HACCPについて

Q 飲食店を経営しています。先日、同業者の集まりでHACCP(ハサップ)というのを

行わなければならなくなりそうだという話を聞きました。難しそうなのですが一体何を

どのようにすればいいのでしょうか?

 

A, HACCP(ハサップ)は、近年の食品物流の国際化、食品製造現場での外国人労働者の

増加、今年開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、食品衛生管理の水準の国際化を図るべく2018年6月に「食品衛生法等の一部を改正する法律」が公布されました。改正された食品衛生法では、すべての食品等取扱事業者はHACCPに基づく衛生管理について計画を定めなければならないとされています。HACCPの制度化については公布から2年以内に施行され、さらに1年間の猶予期間が設けられることになっています。

つまり、令和3年6月までに全ての食品事業取扱者はこのHACCPのルールに従わなければならないとされています。従前より食品を取り扱う各事業者は、食中毒予防基本3原則「菌を付けない・菌を増やさない・菌をやっつける」を守って業務を行なっていると思いますが、この一連の作業を行いながら、衛生管理の取り組みを「見える化」することがHACCPの基本的な考えです。どうしたらいいのかについては、①衛生管理計画の策定②計画に基づき実施③記録&確認という手順を行う事が求められます。衛生管理計画を作成し、文書化する事でやるべきことが整理され明確になります。HACCPによって見える化を行えば、不良や不適切な箇所を発見した場合には速やかに改善でき、万が一店舗で食中毒やクレーム等が発生した場合速やかな原因究明に役立つことになります。また、計画に沿って確実に作業を行い、衛生管理を適正に行っているという点で具体的に自信をもって説明できるメリットがあります。法改正に伴い、飲食業新規許可・更新の際に保健所より指導等を受けない為にも早め早めの準備が大事だと思われます。その他の詳細な要件や手続きについては、当事務所までお問い合わせください。

大分の相続・遺言専門 まこっちゃんのもしもし終活~その3~

まこっちゃんのもしもし終活③

何で遺言書を書かないの?~その2

この文章を書いている最中、(かなり前になりますが)

某作曲家の数十億の遺産トラブルがTVで連日

放送されていたのですが、

画面の中で息子さんがメールの文章を

読み上げていました。

遺言相続に携わる立場からすると

残念ながら法的な効力が弱い。

 

きちんとした書式に則った遺言書があれば、

今回のような出来事には

ならなかったと思います。

 

さて、前回の続きです。

 

④「遺言を遺すにはまだ早い。」遺言書、いつ書いてもいいんです。

遺言書は思い立った時、紙と鉛筆、印鑑が有ればすぐに書けます。

(ですが、この遺言のおおもとが記載されている「民法」には、

少し条件が詳細に書かれていて、2020年には

大幅な法改正が控えて、すこしややこしいので、詳しくはキシワダまで)

 

また、年齢を重ねて、多少認知能力が低下した時や、

病気になったときの遺言書は、

書類が増えていろいろ大変です。

元気なうちに遺言書を書くことをおススメしています。

 

⑤「遺言を残したら財産が使えなくなる」そんな事は有りません。明治時代に作られた

『民法』に書かれていることをざっくりと

イ)遺言は自分自身の一方的な表現→つまり相手方に強制する力は無し

ロ)遺言は自分が亡くなった後に発生する→つまり自分はわからない

ハ)最初の遺言と後の遺言は後の遺言が優先→つまり元気なうちは何度でも変更はできる

 

どうです? 後ろめたい気持ちは少し

和らいだでしょうか?

亡くなった後のトラブルを回避するためにも、

元気なうちに遺言書を残しておくことをお勧めします。

続きはまた次回。

 

それでは皆様、今日も良い一日を!

 

大分の相続・遺言専門行政書士

大分駅に一番近い行政書士事務所

岸和田行政書士事務所 行政書士 岸和田 誠

大分の相続・遺言専門 まこっちゃんのもしもし終活~その2~

まこっちゃんのもしもし終活②

 

②何で遺言書を書かないの?~その1

前回のコラムでも書きましたが、遺言書について、

ちょっとした誤解があります。今回は

その辺をより深く掘り下げていきたいと思います。

 

  • 円満な我が家には遺言が必要ない」素晴らしいご家庭です。

でも、今はご家族が円満なのは、あなたが家族をしっかりと

束ねているからではないでしょうか?と問いかけてみます。

 

そして、相続はご依頼者が死亡した「後」に発生するもの。

ご依頼者が存在しないご家族を想像してみてください。

とお伝えします。

どうですか?皆様のご家庭。大丈夫でしょうか?

 

少しでも不安があれば、死後も「自分の分身」として、ご家族を

結束するための道標として、遺言を検討するようにおススメしています。

 

②「遺言を遺すほどの大した財産は無い」

これも良く聞くお話です。

ご自身は大したことは無い金額といっても、遺された親族にとっては

大した財産という事があります。

例えば、家族の大黒柱であったお父様が

お亡くなりになった場合、遺された遺族の中で

法律の割合によって平等に分けなければなりません。

たとえ、ご主人が奥様に全部残したいと願っていても、

子供さんがどのような形で請求してくるか・・・。

 

事実、一般家庭でも遺産分割調停での財産の額で1000万円以下

の案件が全体の3割に及んできます。

 

「少額でももめる」という事を認識して、

遺言書を作成することをおススメしています。

 

③「遺言は縁起が悪い」

確かに、遺言=死を連想しますよね。人の一生は自己表現、

今を精一杯生きている中でそんなものは必要ない。

確かにその通りかもしれません。

私が遺言に携わった中で、後悔をされているといった方は無く、

「爽快感」「達成感」を述べられる方が大半です。

 

特にご高齢の方は今まであれやこれやと頭の中で

思い悩んでいたことが遺言書という形に現れ、

気持ちを整理できた事。ここがポイントです。

 

そして、ご自身の人生を振り返ってみる、

家族の事、困難を乗り越えて今まで頑張ってきた

遺言書を見ると達成感があるのかもしれません。

 

また、自分が亡くなった後の葬儀の方法や、

こうしてほしいといった要望も遺言書の中に

記入することができます。

スペースが少なくなりました。続きはまた次回・・・。

 

遺言・相続専門・行政書士 岸和田 誠

大分の相続・遺言専門 まこっちゃんのもしもし終活その1

「終活」。この言葉をご存知でしょうか?

終活とは、「人生の終わりのための活動」

人はこの世に生を受けて、日々を精一杯表現して、来たるべき人生の最期を迎えます。

どんなに医療が進歩しても、人は必ず「死を迎えます」。

高齢化が止まらない中、かつてタブー視された「死」というものを意識する人は

確実に増えています。

死というのはやはりネガティブな考え方に

捉えられてしまいがちです。

でも、本当にポジティブに考え方をかえてみて、『人生は芸術である。』

『人の一生は自己表現」であると考え方を変えていくと、物事の妙味を

味わうことが出来ます。

実際に、事務所に訪問されてきた高齢者の方々に

この言葉を投げかけると、不思議と納得して頂けます。

皆さん、同じような人生を歩いて生きてきたわけではありません。

100人いれば、100通りの人生があると思います。

就職にしても、結婚にしても、同じような流れを通ってきた中でも

他の人とは違い、自分自身のオンリーワンな生活を過ごしてきたわけですから。

 

今を精一杯生きている(表現している)時に、出来る準備を可能な限りしておくことで、

残された家族も迷わなくて済みます。

相続手続きを実際に取り扱ってきた中で、自分自身は、模範的な生活を

過ごして来た。といっても、次の世代にはどのようになるかは

わかりません。折角、次の世代に想いを伝えたいと言っても

次世代に負担をかけてしまっては、いけないと個人的には思います。

争いを残さない=争族にならない為に、そのまま『徳』を次に受け継いでもらうため

にも、今から事前に終活を考えてみませんか?

 

これから書く文章は、以前、私がミニコミ誌に掲載させて頂いた文章を

法律改正等もあって、一部変更して掲載させて頂きます。

この文章を読んでいただけることで、少しでも皆さんに

お役に立てればと思い、綴っていきたいと思います。

 

①遺言って、なあに

「遺言」。よく2時間ドラマとかで、

資産家のおじいちゃんが亡くなって、

遺言が出てきた

というあらすじ。よく聞きますよね。

 

先日、税理士と共同で行った、遺言・相続のセミナーのアンケートの中で

「遺言ってお金持ちの人が書くのでしょ?」

「家族円満だから遺言はいらない」

「遺言は縁起が悪い」

「遺言書を書いたら財産が使えなくなる」

「遺言書を書いたら老後の面倒を見てもらえなくなる」

「縁起が悪い」

「遺言書なんてまだ早い」

「遺言書通りに実現できるか不安だ」と言った回答がありました。

そう思われている方も多いと聞きます。

 

これ、実は間違い。

「遺言=その方の最期の意思を遺された人にお伝えする」と読み取って欲しいのです。

 

生きている間に、自分がいなくなった後の事を遺された遺族が争わない為に、

ああしてほしい、こうしてほしいとお願いすることなのです。

 

もちろん、主役はその思いを伝えたいと思っている方。

子供さんから頼まれてとか、奥さんや旦那さんから頼まれてではなく、

「自分の意思で遺すもの」という事を忘れないでください。

人の一生は自己表現。その最後になる表現が遺言なのです。

 

遺言書を書いていれば、相続の時にトラブルになることは少なく、遺言書を書いていれば

相続がスムーズにいっていたとか、後悔といったことがない。と良いことが多いです。

スペースがなくなってきました。続きはまた次回・・。

遺言・相続専門 行政書士 岸和田 誠